■2006年2月定例議会 教育市民常任委員会 議案外質問と答弁(2月23日) 1.小中学校の少人数指導体制 2.学校評議員制度 質問(そえの) 少人数指導体制について伺います。サポート臨時委員についてお伺いします。平成18年度は10人ふえて40人になるということでした。また市長のマニフェストでは、平成20年度の配置予定は135人とあります。私は、少人数学級を基準とすることが望ましいと考えておりますが、現状は少人数指導の充実が優先されておりますので、この点に沿って、特に少人数サポート臨時教員についてお伺いいたします。 1点目ですが、平成17年度から少人数サポート臨時教員の勤務時間が1日7時間から5時間に減らした理由について。また、減らしたことについての評価。それからサポート臨時教員の実態をどのように把握されているのか、お聞かせいただきたいと思います。 2点目が、サポート臨時教員の組織的位置づけについてですが、これは12月定例会のときもありましたけれども、また、今もありましたけれど、ただ、私は補助教員とはいっても学校の教育を支える一員でもあるわけです。ですから、補助教員の方たちには本当に力を精いっぱい出していただきたいと思っております。そういう中で、補助教員の方たちが主体的に考えていくためには、やはり学校行事とか職員会議とか、そういったところについて参加することが望ましいのではないかと考えておりますが、この点についてご意見をお聞かせいただきたいと思います。 3点目がサポート臨時教員の質を高めることについてですが、これも議論がありましたけれども、やはり臨時教員の指導力を高めるということは、いろいろな身分上の違いはあっても、当然その教育力を高めていただきたいのは、保護者あるいは市民にとって非常にそういう願いがあると思うわけです。そういう臨時教員の方たちのスキルアップのためにどういいった方策を考えられているのか、お聞かせいただきたいと思います。 2項目目の学校評議委員制度の充実について伺います。平成18年度の教育行政方針で地域に開かれた学校運営の推進として、学校評議員制度の充実に努めるとありました。文部科学省では、学校評議員制度及び学校運営協議会設置状況の調査結果をまとめて公表しておりますけれども、本市におけるこの制度の現状と課題についてお伺いいたします。どれだけこの制度が地域に生かされていると認識されているのか。評議員から出された意見は学校運営にどのように役立っているのか。学校運営についてPTAや育成会との関係はどのような形で整合性が図られているのか、以上、御答弁よろしくお願いいたします。 答弁(学校教育部長) 1番目の少人数指導体制についてお答えいたします。現在、さいたま市では独自の取り組みといたしまして、基礎学力の向上ときめ細かな指導の充実として、小学校で20名、中学校で10名の少人数指導サポートプラン臨時教員を配置しております。まず、1日の勤務時間が7時間から5時間となりなしたのは、予算の範囲内で、市内の児童生のためにより多くの学校に配置していくことが重要であるとの理由からでございます。 また、その評価についてでございますけれども、今年度より7時間から5時間としたため、はじめはともまどいがあったかと思いますけれども、5時間としては最大限の効果があったと判断しているところでございます。なお、勤務状態の把握につきましても、5時間となって本年度が初年度でございますので、今後、学校の声も聞きながら、よりよい体制づくりをしてまいりたいと考えております。 次に、学校の中におきます組織的な位置づけについてでございますけれども、少人数サポートプラン臨時教員はあくまでも非常勤職員でございまして、公務分掌の分担もございません。常勤の教員の行う授業の補助、これが職務内容になっておりますので、学校行事、あるいは職員会議等への参加は考えておりません。 続いて、少人数指導サポートプラン臨時教員の質を高めるための研修会を設けることについてでございますが、非常勤職員という位置づけでございまして、指導補助に当たる時間の確保、これを第一に考えております。したがいまして、研修を行うという時間は困難であると考えております。 最後に、勤務条件の改善ということにつきましても、予算の範囲内で子どもたちためより多くの学校に配置していくということが重要であると考えていることが1点目。それから、あくまでも常勤教員の補助という役割であるということの理由によりまして、現在のような待遇となっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 2点目の、学校評議員制度の充実についての御質問にお答えをいたします。はじめに、現状の課題についてでございますが、本市におきましては、さいたま市立学校評議員の設置及び設置に関する要綱を定めておりまして、平成16年度よりすべての小中学校において発足させました。 学校評議員は、要綱において、10名以内を原則といたしまして、教育に関する理解を有する方のうちから校長の推薦により教育委員会が委嘱することとしております。学校評議員の方々には、学校教育目標をはじめ、教育計画、学校行事、児童生徒の健全育成などにつきまして、校長に対し、学校運営の改善、そして充実に生かせる貴重な御意見をいただいております。教育委員会といたしましては、学校評議員からいただいた御意見を生かしまして、地域との連携を一層充実させていくことが課題であると考えております。 次に、この制度が地域に生かされているのか、学校運営に役立っているのかについてでございますけれども、教育委員会が行いました調査によりますと、地域の方々の御意見を学校運営に反映させることができたり、保護者や地域と連携して安全対策が講じられたりするなどの効果が報告されておりまして、大変有意義な制度だと認識しております。なお、新しい制度でございまして、どの学校も前向きに取り組んでおりまして、地域差、学校差については、特段問題を感じておりません。また、PTAや育成会との関係でございますけれども、本市においてはどの学校でもPTA会長、育成会長、自治会長など、学校関係者や地域諸団体の代表の方々を含めまして学校評議員にお願いしております。このような構成を生かしまして、学校評議員とPTA等はそれぞれの役割を踏まえつつ連携を図りながら活動を進めております。今後とも、各学校が学校運営に関します貴重な御意見をいただくとともに、学校だより等を通じまして積極的に学校評議員制度の趣旨とその活動状況について広報を行いまして、地域に開かれ、そして信頼される学校づくりが一層推進されますよう指導してまいりたいと考えております。 再質問(そえの) 少人数サポート教員についてですが、やはり予算の範囲内ということで理解しました。ただ、やはり専門性を持った補助職ですので、ぜひその力量を高めるように措置を講じていただきたいと思います。 ■2006年2月定例議会 議案請願審査 結果 ▼市長提出議案(全議案とも可決そえのはすべての議案に賛成しました) 第1号専決処分の報告及び承認を求めることについて(平成17年度さいたま市下水道事業会計補正予算第4号) 第2号平成17年度さいたま市一般会計補正予算第7号 第3号平成17年度さいたま市老人保健事業特別会計補正予算第3号 第4号平成17年度さいたま市営北与野駅北口地下駐車場事業特別会計補正予算第2号 第5号平成17年度さいたま市交通災害共済事業特別会計補正予算第1号 第6号平成17年度さいたま市東浦和第一土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 第7号平成17年度さいたま市北部拠点宮原土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 第8号平成17年度さいたま市東浦和第二土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 第9号平成17年度さいたま市浦和東部第一特定土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 第10号平成17年度さいたま市南与野駅西口土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 第11号平成17年度さいたま市江川地区土地区画整理事業特別会計補正予算第2号 第12号平成17年度さいたま市南平野と築各整理事業特別会計補正予算第1号 第13号平成17年度さいたま市公債管理徳辺誓い系補正予算第1号 第14号平成17年度さいたま市水道事業会計補正予算第2号 第15号平成17年度さいたま市病院事業会計補正予算第1号 第16号平成17年度さいたま市下水道事業会計補正予算第5号 第17号平成18年度さいたま市一般会計予算 第18号平成18年度さいたま市国民健康保健事業特別会計予算 第19号平成18年度さいたま市老人保健事業特別会計予算 第20号平成18年度さいたま市介護保険事業特別会計予算 第21号平成18年度さいたま市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第22号平成18年度さいたま市営北与野駅北口地下駐車場特別会計予算 第23号平成18年度交通災害共済事業特別会計予算 第24号平成18年度さいたま市食肉中央卸売市場及びと畜場事業特別会計予算 第25号平成18年度さいたま市競輪事業特別会計予算 第26号平成18年度さいたま市用地先行取得事業特別会計予算 第27号平成18年度さいたま市浦和駅東口駅前地区市外地再開発事業特別会計予算 第28号平成18年度さいたま市大宮駅西口都市改造事業特別会計予算 第29号平成18年度さいたま市東浦和第一土地区画整理事業特別会計予算 第30号平成18年度さいたま市深作西部土地区画整理事業特別会計予算 第31号平成18年度さいたま市北部拠点宮原土地区画整理事業特別会計予算 第32号平成18年度さいたま市東浦和第二土地区画整理事業特別会計予算 第33号平成18年度さいたま市浦和東部第一特定土地区画事業特別会計予算 第34号平成18年度さいたま市南与野駅西口土地区画整理事業特別会計予算 第35号平成18年度さいたま市指扇土地区画事業特別会計予算 第36号平成18年度さいたま市江川土地区画整理事業特別会計予算 第37号平成18年度さいたま市南平野土地区画事業特別会計予算 第38号平成18年度さいたま市公債管理特別会計予算 第39号平成18年度さいたま市水道事業会計予算 第40号平成18年度さいたま市病院事業会計予算 第41号平成18年度さいたま市下水道事業会計予算 第42号さいたま市区の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第43号公益法人等へのさいたま市職員の派遣等に関する条例及びさいたま市食肉中央卸売り市場業務規定の一部を改正する条例の制定について 第44号さいたま市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第45号さいたま市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第46号さいたま市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第47号さいたま市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第48号さいたま市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第49号さいたま市営北浦和臨時駐車場事業特別会計条例を廃止する条例の制定について 第50号さいたま市衛生関係事業手数料条例の一部を改正する条例の制定について 第51号さいたま市高等学校授業料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 第52号さいたま市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について 第53号さいたま市社会福祉審議会条例等の一部を改正する条例の制定について 第54号さいたま市介護老人保健施設・老人福祉施設グリーンヒルうらわ条例等の一部を改正する条例の制定について 第55号さいたま市与野本町デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について 第56号さいたま市障害程度区分認定審査会条例の制定について 第57号さいたま市心身障害総合センターひまわり学園条例の一部を改正する条例の制定について 第58号さいたま市心身障害者医療費支給条例の一部を改正する条例の制定について 第59号さいたま市精神保健福祉審議会条例の一部を改正する条例の制定について 第60号さいたま市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について 第61号さいたま市動物愛護ふれあいセンター条例の制定について 第62号さいたま市廃棄物の処理及び再生利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第63号さいたま市自転車等駐車場の附置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第64号さいたま市南郷ふるさとの施設条例及びさいたま市六日町山の家条例の一部を改正する条例の制定について 第65号さいたま市防犯のまちづくり推進条例の制定について 第66号さいたま市消費生活条例の制定について 第67号さいたま市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について 第68号さいたま市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 第69号さいたま市市民住宅条例の一部を改正する条例の制定について 第70号さいたま市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 第71号さいたま市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第72号さいたま市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について 第73号訴えの提起について 第74号全国自治宝くじ事務協議会への堺市の加入及びこれにともなう全国自治宝くじ事務協議会規約の一部変更について 第75号包括外部監査契約について 第76号彩の国さいたま人づくり広域連合を組織する地方公共団体の数の減少について 第77号町の区域を変更することについて 第78号首都高速道路株式会社が高速道路を新設し、又は改築して、料金を徴収することの同意について 第79号市道路線の認定について 第80号市道路線の廃止について 第81号市道路線の変更について 第82号さいたま市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 第83号固定資産評価審査委員会委員の選任について 第84号固定資産評価審査委員会委員の選任について 第85号固定資産評価審査委員会委員の選任について 第86号人権擁護委員候補者の推薦について 第87号人権擁護委員候補者の推薦について 第88号人権擁護委員候補者の推薦について 第89号埼玉県公安委員会委員の推薦について 第90号土地利用審査会委員の任命について 第91号土地利用審査会委員の任命について 第92号土地利用審査会委員の任命について 第93号土地利用審査会委員の任命について 第94号土地利用審査会委員の任命について 第95号土地利用審査会委員の任命について 第96号土地利用審査会委員の任命について ▼議員提出議案 そえの(無所属の会)は、第1号、第2号について賛成し、第3号については反対しました。 第1号さいたま市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について 第2号国民が安心して暮らせる社会を再構築するための意見書 第3号さいたま市議会の議員の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について ▼請願(そえの請願採択に賛成○反対×) ▼委員長報告(不採択) 第2号介護保険料の引き上げに反対し、負担軽減と減免制度の充実を求める請願(○) 第6号下水道料金の大幅引き上げに反対する請願(○) 第7号下水道使用料の大幅引き上げに反対する請願(○) 第8号介護保険料の引き上げに反対し、負担軽減と減免制度の充実を求める請願(○) 第30号ゆきとどいた教育を求めるための30人学級実施を求める請願書(×) 第31号岩槻駅にエレベーター設置の早期実現を求める請願(○) 第32号生活保護制度の現状維持を国に求める意見書提出の請願(取り下げ) 第33号市営住宅増設ならびに「民間家賃助成制度」創設などについての請願書(○)